私、突然だけど、自分が生まれる前に想定してきた中でも、一番、最高の人生を選ぶことにした。
最っ高のやつ。
今の自分では、想像もできないようなやつ。
身震いして、半笑いで泣くようなやつ。
私、そこに行くことにする。
私、今までって、知らないうちに遠慮していたんだよね。
誰に対する遠慮かって言ったら、それは世間だよね。いるんだか、いないんだかわからないような世間だよ。
言ってみたら、自分に遠慮していたのかも。
自分で、自分の大きさをこれくらいって決めて、そこからはみ出さないように、自分を監視して生きてきてた。
ちょっと素敵な体験をしたら、急にワーっとやってきて、はい、もっと平凡に戻るよって。
他の人と同じように謙虚になろう、目立たないようにしよう、って自分を閉じ込めてきた。
もう、それ、やめることにした。
私、最高の人生を生きる方が、楽しそうだって思ったから。
想像もつかないような楽しさで、ワクワクした日々を送ってもいいんだって思えたから。
あと、うまくいって30〜40年くらいの私の人生。
もっと、最高の人生にすることにした。
「今日は何しようかな」と思って目が覚める。
生活のためにやらなければならない仕事はない。
でも、書きたいもの、会いたい人、行きたい場所、話したいことがある。
楽しいことをたくさんする。
やってみたいことはやってみる。
行きたいところも行ってみる。
失敗とか、期待はずれもあるだろうけど、それなしでは進めないはず。
私は、心踊る素敵な服を着ていて、すらっとしていて、目はウキウキしていて少女のようで、それが少しの皺と同居している。
スーツケース片手に空港を歩きながら、今日も面白い人に会いにいくのかもしれない。ただの一人旅かもしれない。
旅先で、きっと何かを書いている。
冒険もいいし、平凡な日常をただ愚直に書く小説家になってるかもしれない。
エッセイが本になったかもしれない。
そうだ、ワクワクと一緒に旅に出る。
家は大好きなもので囲まれていて、空間が広くて、彩りがあって、緑もある。
私は、楽しいに忠実。
こんな、想像すらも余裕で超えてくるような、そんな最高の未来を選ぶことにした。
今は、ただの私。

